旅ニュースまとめ|2018年11月9日(金)~2018年11月13日(火)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①実は水平ではない飛行機の「水平飛行」 座席のテーブルも水平じゃない? サービスにも工夫

座席テーブルが経験的に水平でないことは理解していましたが、実際に角度がついていることは知りませんでした。

3度程度傾いているとすると、静止摩擦係数はtan(π/60)となります。
角度が小さいので、tan(π/60)≒sin(π/60)≒π/60と近似すると、静止摩擦係数は約0.052になります。
そこまで小さい静止摩擦係数の物質がすぐには思いつかなかったのですが、調べるといくつかの非鉄金属材料でもっと小さい静止摩擦係数になるようです。

航空機から転じ、物理の知見が得られました。

②ペトラ遺跡で観光再開、洪水と土石流から2日 ヨルダン

ペトラ遺跡はヨルダンを代表する世界遺産です。
11月9日の豪雨でペトラ遺跡のシーク(狭い谷の通路)が鉄砲水に襲われ、少なくとも10名の観光客が亡くなりました。
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の撮影でも知られるエル・ハズネに至るシークは特に狭く、映像からもかなりの水の勢いが見てとれました。

アメリカ アリゾナ州のアンテロープキャニオンも鉄砲水でしばしば閉鎖されることが知られていますが、ペトラ遺跡で顕在化してしまったことは大変に残念です。

③コンゴ、エボラ熱死者200人超

コンゴ民主共和国の州の詳細な位置が解らなかったためWikipediaで調べてみましたが、北キブ州とイトゥリ州はウガンダ南西部の国境に面しています。

コンゴ民主共和国には2018年10月時点で5つの世界遺産があり、全て自然遺産です。
貴重な生物の生息域であるとしてうち4つが登録基準(ⅹ)生物多様性が認められているものの、武力紛争を背景に5件全てが危機遺産に指定されています。

エボラが猛威を振るう北キブ州に位置するヴィルンガ国立公園はマウンテンゴリラの生息域であるため、保護観察活動に何らか影響がないのかという点が気になりました。

④ANA、プレエコ特典航空券19年4月開始 上級会員向け無料変更は終了へ

ANAのSFC会員に提供されていた当日プレミアムエコノミー無料アップグレードサービスが廃止となります。
今年の4月からはプレミアムエコノミーに空きがある場合に事前入札をして有償で席を確保する『Bid My Price』が始まり、有償でプレミアムエコノミーを埋めようとする航空会社側の意図が透けていましたので、今回の廃止は唐突という印象はありません。

プレミアムエコノミーが無償変更の対象から外れたのと同時に、2019年4月搭乗分からは特典航空券での確保対象になりました。
従来はエコノミー、ビジネス・ファーストのいずれかで、プレミアムエコノミーは対象外でしたが、今回の変更でJALと同様の範囲に広がったことになります。

必要マイルチャートも、ANA公式サイトにも掲載がされています。
プレミアムエコノミー特典の必要マイルは、アメリカとヨーロッパではシーズンに依らずエコノミー特典とビジネス特典を2:1に内分する点あたりになります。

エコノミー特典+22,000マイル=プレミアムエコノミー特典=ビジネス特典-13,000マイル

内分点が2:1だと、プレミアムエコノミーはエコノミーよりかなりビジネスに寄っていることになります。
プレミアムエコノミーあくまで『食事は一緒で席が広いエコノミークラス』というのが自身の理解でしたが、必要マイル数の観点では修正が必要だと感じました。

 

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