旅ニュースまとめ|2020年1月8日(水)~2020年1月12日(日)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①訪日客数、7年連続で最多 韓国人客は伸び幅大幅縮小

2019年1月~12月の1年間に日本を訪れた外国人観光客数の統計速報が出ました。
日本政府観光局(JNTO)によると、総数は2018年の約3,119万人から2.2%増の約3,188万人へと増えましたが、伸び率は2017年から2018年にかけての8.7%から大幅に減っています。

各国毎の訪日観光客数を2018年と2019年で比較すると、2019年の上位10ヶ国・地域は下記のようになります。

中国    :約838万人→約954万人(+14.5%)
韓国    :約754万人→約558万人(-25.9%)
台湾    :約476万人→約489万人(+2.8%)
香港    :約221万人→約229万人(+3.8%)
アメリカ  :約153万人→約172万人(+12.9%)
タイ    :約113万人→約132万人(+16.5%)
フィリピン :約50万人→約61万人(+21.7%)
マレーシア :約47万人→約50万人(+7.1%)
ベトナム  :約39万人→約50万人(+27.3%)
シンガポール:約44万人→約49万人(+12.6%)

総計では約69万人増加したものの、2018年比で約196万人も落ち込んだ韓国人観光客のマイナス影響が大きいです。
訪日韓国人観光客は日韓関係の悪化を受けて特に2019年8月からの減少が顕著で、12月までの各月で昨年同月比およそ半減~約65%減のレンジになっています。
2019年12月単月で見ても昨年同期比約64%減と減少幅は大きく、この傾向が改善されない限り、また、仮に改善されたとしても政府が掲げる2020年の訪日観光客4,000万人という目標は非常にハードルが高いと言えます。

なお、2018年の訪日観光客約3,119万人のうち、ヨーロッパ全体からの旅客数は僅か5.5%の約172万人に過ぎません。
そう考えると、1年間で韓国一国で約196万人も減少したインパクトの大きさが一層強烈に映ります。

 

②外国人の入国がスピーディーに 電子渡航認証導入へ=韓国

韓国で、ビザなし渡航できる外国人旅客に対してeTA(Electronic Travel Authority)を取得できるようにする動きがあるようです。
日本人は韓国への渡航の際にビザが不要となるため、対象になるものと思われます。

具体的な影響としては、eTAの取得によって入国カードの記入が不要にことや入国審査の時短が期待される効果となります。
しかしながら、入国審査とは観点が違って所有物の確認・申告がメインとなる携帯品申告書の方はeTAが導入されたとしてもなくなることはないでしょうから、観光客の観点ではそれほど大きなメリットは無いかもしれません。

 

③イラン、「許されないミス」でウクライナ機を撃墜と発表

テヘラン離陸後まもなく発生した1月8日のウクライナ国際航空機事故は、イラン側のミサイルにより撃墜されたことが明らかになりました。
8日の発生直後は『技術的問題』とされていましたが、撃墜を示唆する意見が周辺から様々噴出する中、わずか数日で状況が大きく変わったことになります。

自身は、1月9日(木)の深夜発でカタール経由便にてイラクのエルビル(アルビール)に行く予定でした。
ところが前日の8日に正体不明の『墜落事故』が発生したり、エルビルのアメリカ基地が爆撃されるなどで外務省の危険レベルが全土4に指定されるなど、急激な環境変化がありました。
行けなくはないだろうと考えてはいましたが、その時点では航空機事故の原因がはっきりしておらず撃墜の可能性が否定できないことや、万が一の際には家族や会社に迷惑をかける可能性を考慮し、断腸の思いでキャンセルしました。
結果的に、奥さんの安心した顔を見て判断は正しかったと思います。

 

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