旅ニュースまとめ|2020年4月21日(火)~2020年4月30日(木)
旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①ZIPAIR、東京/成田-ホノルル線を開設へ 米運輸省に申請
JAL傘下の中距離LCCであるZIPAIRは、2020年10月以降のホノルル路線の開設申請を行いました。
つい半月ほど前には初の就航地であるバンコク路線の開設延期が決定され、7月就航の計画となっているソウル路線の状況も不透明です。
今回ZIPAIRが開設を目指すホノルル路線は、2019年からはJALに対抗したANAがA380を東京から運航したりラウンジを整備するなど、競争が促進されていた路線です。
一方で東京発着は諸税込みで最安値1万8千円で往復ができる関西発着におけるエアアジアのようなポジションの航空会社がありません。
東京圏からホノルルに安く行こうとすると、現状では多少の時間ロスを受け入れてソウルなどアジア都市経由での搭乗が一般的ですが、風穴が空けられることが楽しみです。
こうした取り組みがうまくいくことで他の路線開設に弾みがつくことを期待しています。
②2020年度「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」メンバーステイタスの2021年度ステイタス延長のご案内
来年度に当たる2021年4月~2022年3月のプレミアムメンバーのステータスについての案内です。
2020年度の時点でダイヤモンド、プラチナ、ブロンズのいずれかのステータスを保有している場合、そのステータスは2021年度にも引き継がれるとのことです。
なお、もし2020年度の搭乗実績で見込まれる2021年度ステータスの方が上の場合は、そちらのステータスに上書きもされます。
基本的にはステータス有効年度の1年延長という扱いではありますが、一部のサービスは対象外となることが明言されています。
ラウンジや優先手荷物といったプレミアムメンバーの重要サービスがどうなるのか不明ですが、詳細案内は別途なされることとなります。
③2020年度FLY ON ステイタス会員の方に対する2021年度FLY ON ステイタス延長について
JALもANAと同様、2020年度のステータスを2021年度にも適用する発表を行いました。
ANAと異なり、延長に伴って対象外となるサービスの明言は現段階では無いようです。
しかしながら、後日の詳細連絡で何らかの処置がとられる可能性は残っています。
④イタリア政府、航空大手アリタリアを6月に完全国有化=産業相
かねてから経営状態の悪化で目立っていたアリタリア航空は、コロナの追い打ちで更なる減収に苦しむ状況の中、6月に完全国有化されることになりました。
保有機体は2割ほど削減されることになるようです。
アリタリア航空は2018年冬ダイヤからANAと包括提携を結んでおり、アリタリア航空が運航する国際線区間だけではなく、一部のイタリア国内線もANA便名で搭乗できるメリットがあります。
⑤入国拒否、ロシアなど14カ国追加 規制は5月末へ延長
現在、日本への入国者は国籍を問わず2週間の自宅等待機が求められています。
元々は4月末までの事前措置でしたが、5月末前まで延長となることが決まりました。
同時に、日本が入国拒否とする対象がロシアやペルーなど14ヶ国増え、合計87ヶ国・地域となりました。
自身が今年に言ったジブチやバーレーンも対象で、ほんの数ヶ月でここまで情勢が変わったことに改めて驚きを感じます。
日本人の入国を制限していないイギリスやメキシコ等であればゴールデンウィークに行き、帰国後は2週間の隔離ではなく通常通り社会生活に戻るということが理論上はできましたが実質的に不可能となりました。
この状況下で元々行くつもりはありませんでしたが、こうして制度上も難しくなったことで一層の心理的ブレーキになったことは自分にとっては幸いです。
⑥世界遺産勧告、相当の期間が必要 奄美・沖縄の件、環境省
先月中旬の段階で、今夏に福建省で行われる予定だった世界遺産委員会の延期が決定しています。
本来であれば日本から推薦していた『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』の世界遺産登録の審議が行われる予定でした。
通常はそれに先立ち、UNESCOの諮問機関が調査をもとに登録の妥当性について意見を述べることになっています。
今回の奄美・沖縄であれば自然遺産候補であるためにIUCN(国際自然保護連合)ですが、コロナの影響で遅れる見通しのことです。
2018年にはIUCNから前向きな勧告が発せられなかったために今年の再推薦となったわけですが、試練が続いています。
⑦「世界最強旅券」が一転… 日本からの渡航制限なしは英など6カ国 新型コロナ
コロナウィルスの流行で様々な国が入国拒否や制限を課している状況ですが、およそ190ヶ国・地域へビザなしもしくは到着ビザで入国ができる日本人もその制約を大きく受けています。
現在、無制限で入国が可能なのはイギリス、サンマリノ、バチカン、アンドラ、メキシコ、セントビンセント・グレナディーンの6ヶ国のみとのことです。
サンマリノとバチカンはイタリアからの陸路、アンドラはスペインからの陸路が基本ですので実質的な渡航は不可能でしょう。
メキシコとイギリスはアクセスしやすいので魅力もあるのですが、今は我慢の時だと思っています。
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