旅ニュースまとめ|2020年5月1日(金)~2020年5月10日(日)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

 

①マレーシア航空、運航再開へ 5月から国内線、7月から日本含む国際線

マレーシア航空の運航再開の報道です。
マレーシア国内線を先に、その後国際線の再開と順次広げていくようです。
フラッグキャリアが再開となることで、気になるのはマレーシアを本拠とするエアアジアグループの動向です。

自身は6月にエアアジアに搭乗してクアラルンプール経由でカンボジアに向かう予定だったのですが、キャンセルとなってしまいました。
バウチャーでの払戻もしくは便の日程変更での対応となります。

どちらかを選択する必要がありますが、バウチャー払戻だと再開後に運賃が高騰していた場合に損をすることになるため、日程変更をする予定です。

 

②イタリアやスペイン 経済活動など制限緩和の動き 新型コロナ

5月4日からイタリアおよびスペインで、コロナウィルスによる外出規制等が緩和されるようです。
当然ながら、今後の動向を見ながら再度規制を強化する可能性は示唆されています。

先月にはアリタリア航空国有化の報道がありましたが、観光規制と航空運賃のバランスがどう取られていくのかが大変に興味深いです。

旅工学
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http://tabikougaku.jp/2020/05/14/travel_news_file-114/
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③世界で航空国有化の動き 新型コロナで経営危機

アリタリア航空の国有化に続き、TAPポルトガル航空やエールフランス航空についても同様に要人から国有化の可能性について言及されています。
フラッグキャリアのみに公的なバックアップがされることに対してLCCからの異議もあるようですが、いち旅客の立場としては運航安定化に繋がるのであれば喜ばしいです。

 

④FLY ON ポイント2倍の特別対応の中止について

JALは宣言、7月末搭乗分までのフライオンポイント2倍キャンペーンを打ち出していました。

本キャンペーンは急遽、5月10日分までの予約を以って中止されることになります。
そもそも2倍積算だった国内線が本キャンペーンで更に2倍となることもあって、ステータスを狙ういわゆる修行僧の方々が沖縄等の高効率路線に向かわれているとの報道もありました。
政府による緊急事態を受け『不要不急のご搭乗を控えていただく観点』での判断とのことです。

なお、ANAもプレミアムポイント2倍のキャンペーンを行っていますが、こちらは現段階で中止になったという情報はありません。
おそらくANAの方は、JALの対象搭乗期間である2~7月よりも1ヶ月早い1~6月で設定されているため、既に入っている予約率を考慮して自然体で期間を終えられるためなのだと推測します。

 

⑤ギリシャ観光、7月1日に再開へ 新型コロナ封じ込めの成果強調

EUおよびシェンゲン協定域外からの移動が強く制限されているヨーロッパですが、ギリシャが先頭を切って観光客の受入再開を検討します。
再開における具体的な基準は読み取れませんでしたが、少なくとも世界的な流行が終息傾向にあることが必要条件のようです。

受入対象となる『高級志向の観光客』との記述が気になります。
観光客も、その旅程によって受入可否を個別判断すると受け取れなくもありません。
その場合は旅程や各予約票の提出を以って厳格にビザ発行が審査されるという事態もありうるのでしょうが、観光に大きく依存してギリシャで自らの首を絞めるような手が現実的なのかという疑問も生じます。

 

⑥IATA、中央席の空席義務化を推奨せず コスト上昇による”お得な旅の時代終焉”を警告

コロナウィルスの航空機内感染に関し、乗客同士の間に意図的な空席を設けることで距離を取って感染を抑えるという航空概査の自主的な取り組みが見られるようになりました。
一方でIATAは乗員と乗客間の感染策の重要性を指摘し、乗客間の距離を取るという施策はコスト増の観点から推奨されるものではないという立場です。
現状のIATA調査結果では乗客から乗員への感染と思われる事例はあるものの、乗客間の感染は未確認ということを根拠にしています。

乗客へマスク着用を強く推奨するなどの方法で供給座席数は保たれるのであればベターですが、どのみち運航が再開されたとしても旅客数が元に戻るには年単位で時間がかかるという予測もあるため、航空運賃の高騰はある程度は覚悟しなくてはならなそうです。

 

 

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