旅ニュースまとめ|2020年6月1日(月)~2020年6月15日(月)
旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①タイ旅行業協会、7月からの外国人観光客受け入れを求める
タイでは、外国人観光客の受入を再開するよう求める声が高まっているようです。
タイ国内での感染者数が1桁という状況が続いているため、タイの旅行業団体が政府に対し、外国人観光客の入国時検査を行う前提で2週間の隔離を無しに観光を認めてほしいという要求になります。
受入の検討対象国は中国や韓国など比較的落ち着きつつある国が挙げられており、残念ながら日本は入っていない模様です。
タイ国内の非常事態宣言については、6月30日まで1ヶ月間延長との報道もありました。
②入国制限緩和4か国で検討…タイ・ベトナム・豪・NZ、夏以降実施へ
訪日外国人の入国制限緩和が、国別に進められる方針が明らかになりました。
対象はタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4ヶ国で、コロナが比較的沈静化している国が検討対象です。
受入対象は観光客ではなく、PCR検査で陰性を証明した商業渡航のみに限られます。
観光による人的交流はまだ先の話ですが、人的受入の道筋が見えてきたことは大きな変化ですね。
③11空港の感染対策、乗客負担に 利用料に上乗せ、値上げの可能性
国内の主要空港において、コロナウィルスの感染防止策にかかる費用が施設利用料の値上げとして利用客に転嫁される可能性があるようです。
対象は国内の11空港で、国内線1区間あたりの施設利用料は現在、最も高額な成田空港の450円から最安値の北九州空港の100円まで分布しています。
現時点ではあくまで、国土交通省が各空港の運営会社から値上要請があれば認可をする方針を固めたにすぎず、実際に値上げするかどうかは各空港が必要性に応じて申請をすることになります。
④ANA、新型コロナ対応のステイタス延長で対象外サービス設定
ANAがダイヤモンド、プラチナ、ブロンズといったプレミアムメンバーのステータス有効期限延長を決めました。
2020年度の有効ステータスを2021年度にも適用することとなります。
コロナウィルスによって今年の春先から事実上の海外旅行ができず、プレミアムメンバーのメリットが享受できていない会員に配慮したものだと思われます。
そう考えると、ダイヤモンドメンバーに年度毎に付与される選択特典やネームタグなどのような今後の搭乗とは直接関わりの無い特典は延長された2021年度において対象外となることは納得できる処置です。
⑤グアム政府、7月1日より日本からの訪問者を受け入れ再開、14日間隔離撤廃
ギリシャやイタリアなどヨーロッパを中心にコロナによる入国規制を緩和する話題が出てきていますが、グアムにおいても7月から日本人観光客の受入を再開するようです。
もっとも、グアム旅行の期間は1週間以下が大部分だと思いますので、日本に帰ってきてから2週間の確率は釣り合いが取れず、現実的にはいくことは困難だと思われます。
⑥茨城空港愛称、「Tokyo」やめた 知事「反対一色」
自衛隊と共用になっている茨城空港ですが、その愛称候補である『Tokyo Ibaraki International Airport』が物議を醸しています。
有識者会議ではTokyoを含む案など数案が県の最終採択に回されましたが、最終的にはTokyoを除いた『Ibaraki International Airport』に決定となりました。
日本人でさえも、Tokyoが冠されていると東京に近いように誤解をしますので、適切な判断だと思います。
茨城は埼玉や千葉に隣接しているために漠然と東京に近いイメージを持つことが通常だと思いますし、埼玉に住んでいた自身も地図で見て改めて東京からはやや距離があることを認識しました。
⑦ANA、不採算の国際線削減へ 社長「7月末にも公表」
本来であれば今年の春ダイヤ・夏ダイヤからイスタンブールやモスクワなど新規就航が話題になるはずだったANAですが、既報の通りコロナの影響で開設延期が決まっています。
大変残念なことに、開設延期どころか国際既設路線の不採算路線削減が検討されているとの報道がありました。
詳細は7月末とのことですが、個人的には日系キャリア最長路線であり南米への接続も良いメキシコ路線が大変に気がかりです。
⑧マレーシア航空、7月より日本路線を含む国際線の運航を一部再開
東南アジアにおいてはコロナによる航空業界への影響というとタイ航空破綻が思い出されますが、一方でマレーシア航空は7月から一部の便が再開されるようです。
成田と関西発で週2便ですが、完全運休の現状からは大きなステップとなります。
似たようなタイミングで、マレーシア国内観光緩和の報道もあります。
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