旅ニュースまとめ|2020年6月16日(火)~2020年6月30日(火)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

 

①JAL、国内線を一部復便へ 移動自粛緩和にらみ

JALは、コロナの影響で大幅に減便していた国内線の運航を再開します。
6月中旬以降はおよそ半数までの回復率になるようで、いち旅行者の立場としては未だ方針がはっきりとは分かりませんがGoToトラベルとの兼ね合いを見ながら動きを決めていくことになりそうです。

 

②入国制限緩和 1日最大250人程度で調整 ビジネス関係者ら 政府

先月末、4ヶ国を対象に訪日外国人の入国緩和に関する報道がありました。

新たに、1日の受入上限を250名程度にする方針が出されました。
受入の際に適用される検査要否などの制約は、逆に日本人が当該国を訪問する際の制約にも泣くことが基本ですが、オーストラリアやニュージーランドは日本人の受入に消極的であるという事から、日本側の受入についても影響が出そうです。

 

③欧州各国、国境を3カ月ぶり開放 バカンス客の移動、正常化へ

EUにおいて、域内各国間の移動制限が15日から開放されるようです。
これまでは様子を見ながら段階的な緩和が取られてきたことに対し、今回の開放によって移動の自由化が図られることになります。

なお、日本人は国によって7月1日が受入の最短になりそうという点は変わっていないようです。

 

④ペルーのマチュピチュ遺跡、7月再開予定も来場者激減の見通し

現在閉鎖中のマチュピチュは7月から観光受け入れが再開される見通しです。
但し、受け入れ人数は1日あたり最大675人とのことです。
これまでであれば1日あたり2000~5000人が観光できていたわけですが、コロナ対策のために大幅に削減さえっることになります。

国境の閉鎖も続いているため、現実的には国内観光客に向けての開放枠になりそうですね。
国際線の再開やコロナの鎮静化とともに受け入れ人数が増えていくのかが注目点です。
減ったままとなるとチケットの争奪が一層厳しいものになりますが、仮に取れたとするとワイナ・ピチュにも行きやすいというメリットはあるかもしれません。
一方で、ただでさえ値段が少しずつ上がっているチケットが暴騰することもあり得ますね。

 

⑤「訪日客20年4千万人」の記載消える 20年観光白書

東京オリンピックに照準を合わせ2020年の訪日外国人観光客数を4000万人とする目標が、観光白書から消えたようです。
コロナによる観光客の激減を受けた現実的な線ではあります。

一方で、コロナだけに原因を求めることもできません。
徴用工に端を発した日韓関係の悪化によって、2019年は8月から12月まで訪日韓国人観光客は各前年同月比で1/3~1/2に減少していました。
2019年も中国に続いて2位ではあったものの、観光客が減った時期は2019年後半がメインながら約200万人減という大幅減少でした。

同じ減少傾向はコロナがなかったとしても2020年も続いていた可能性は高く、そもそも2020年の4000万人は難しいという指摘がされていたことも頷けます。

 

⑥訪日客、過去最少1700人 5月も99.9%減―インバウンド復調見通せず

観光局の統計によると、5月の訪日外国人観光客は1,700人で4月に続いて99.9%減となりました。
同じ99.9%減でも、4月は絶対数として2,900人だったため、人数として過去最悪を更新したことになります。

統計をきちんと見てみると、国別の表記が今回から若干変更になっています。
10人未満の国は実数ではなく『10人未満』という表記になりました。
また、そうでない国も10人単位での集計になっているようです。

更に、集計されている国別ではインドと中国が各30にんずつでトップ。
コロナ禍という異常事態ではありますが、インドが訪日外国人数のトップになったのは初めてではないでしょうか。
後には20人の韓国が続きます。

 

⑦燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について

ANAの2020年8月~9月発券の燃油特別付加運賃は引き続きありません。
2020年4月~5月のシンガポールケロシン平均価格(USD建)とUSD/JPY為替レートを元に決定されています。

大雑把には、対象期間のケロシン1バレル当たりの平均単価はUSD60~65であり、USD/JPYは108円程度ですので両者を単純に積算するとサーチャージ発生の下限である6,000円は超えているように思われますが、そうではないようです。
2020年6月発券分から引き続き、9月末までの4ヶ月が無料となりました。

 

⑧国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内

JALについてもANAと同様に燃油サーチャージが2020年8月~9月発券分で0です。
具体的な算定ロジックはANAと同様となります。

 

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