旅ニュースまとめ|2019年1月8日(火)~2019年1月12日(土)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

①成田使用料滞納=エアアジア系LCC

2017年5月から成田~デンパサール間を運行していたインドネシア・エアアジアXが1月14日の運行を最後に運休に入るとの報道です。
エアアジア側から成田空港への発着料の支払いが滞っている旨も記載されていますが、一方で他の記事を見ていると発着料の支払いは既に半分が済んでおり、残り半分の支払いスケジュールも成田空港とエアアジアにて合意ができたスケジュールがあるものとされています。

いずれにせよ、旅行者の立場では直行便で安価な選択肢が失われた影響が大きいと思います。
バリ島への日本人観光客数は2018年に35万人のピークを迎えて以来、一旦20万人割れを経験しながらも最近は20万人台前半~中盤まで回復傾向にありました。

②インフレ率、170万%=IMF「今年は1千万%」-ベネズエラ

IMFによると、2018年のベネズエラのインフレ率は年間170万%でした。
これは、物価上昇の平均が毎日約2.7%・毎週約20%・毎月約125%という驚異的な値です。
つまり、1ヶ月前に225g買えていた小麦粉が、翌月に同じ金額を店に持って行っても100gしか買えず、更に翌月には45gしか買えなくなるということです。

2019年は1000万%が見込まれているようです。
同様に計算すると、毎日約3.2%・毎週約25%・毎月約161%の平均物価上昇率となります。

2013年に自身の新婚旅行がベネズエラでしたが、その時点で既に現地の通貨信用度が低く、国際空港の非制限エリア内でおおっぴらではないながらも闇両替が行われている状況でした。
そのときの通貨残りが手元に残っていますが、ジンバブエドルのように逆に今は土産としての価値が出てきそうですね。

③「世界最強のパスポート」、日本が依然トップ 韓国2位に

2018年10月の同様の報道では、事前ビザ無しで入国できる国・地域は日本が最多の190ヶ国、シンガポールが189ヶ国、ドイツ・フランス・韓国が188ヶ国でした。

今回のランキングでは、インドが韓国に対し到着ビザを認めたために韓国がシンガポールと並び189ヶ国となっています。
日本の190ヶ国はミャンマーの1年時限ビザ免除も含めてですので、今後の動向次第でランキングは流動的です。

事前ビザは手続きが面倒な反面、愛着が湧きますね。
各国の様々なデザインのビザが並んだパスポートを見返すたび、その国のことを鮮明に思い出します。

現在、来月2月のアルジェリア渡航に向けた事前ビザ申請等を行っています。
東京の領事館に何度も出向く必要があるようで京都在住の自身には非常にハードルが高く、代行会社にお願いをしました。

④「マケドニア」誰のもの? 長年の争い国名変更で解決か

紀元前4世紀に大帝国を築いたアレクサンダー大王は古代マケドニアで生まれ育ちました。
その名を冠する現代のマケドニア旧ユーゴスラビア共和国の国名変更についてです。

古代マケドニアの領土はマケドニア旧ユーゴスラビア共和国だけでなく、ギリシャやブルガリアなど複数にまたがっていました。
そのため、1991年にユーゴスラビア連邦が崩壊してマケドニア旧ユーゴスラビア共和国が生まれた際には、ギリシャが自国領内マケドニア地方への干渉などを警戒して強く反発した経緯があります。

今般、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国では国名を北マケドニアに変更する譲歩案が可決されたようですが、まだギリシャの反発が予想されています。
2300年以上経過した世界にも未だ呼称問題を残したという点からも、アレクサンダー大王の偉大さが窺い知れますね。

 

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