旅ニュースまとめ|2019年7月12日(金)~2019年7月16日(火)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

①北京に巨大新空港「大興国際空港」完工、建国70周年に合わせ9月開業へ

北京の空の玄関口は現在、北京首都国際空港が担っていますが、新たな国際空港が完成しました。
新空港となる北京大興国際空港は今年の9月30日に一部開業し、2040年までに段階的に拡大がされるようです。
今年4月にはトルコのイスタンブールで新空港が旧空港からの便引継ぎを完了し、本格稼動が開始されていました。

北京は、日本から西に向かう際に比較的長時間の乗継で滞在することが多く、新しい空港は楽しみです。
但し、現状ではスターアライアンス加盟各社の便は北京首都国際空港に残るため、フラッグキャリアである中国国際航空を利用すると旧空港の発着となりそうです。

②新50ポンド札にアラン・チューリング コンピューターやAIの先駆者

2021年末までに、イギリスの50ポンド紙幣にチューリングの肖像を用いたものに変更されることになりました。
チューリング・マシンによる計算機の概念の提唱や第2次大戦中におけるナチスドイツの暗号機エニグマの解読などで知られる、イギリスが誇る偉大な学者です。
なお、現在用いられている50ポンド札は2009年にデザイン変更がされたもので、蒸気機関の改良者ジェームズ・ワットと、蒸気機関を先駆的に産業導入したマシュー・ボールトンが使われています。

チューリング以外の候補として、ポール・ディラックやウィリアム・ハーシェル、ジェームズ・クラーク・マクスウェル、アーネスト・ラザフォードなども検討されていたそうです。
工学部にいた自身からすると身震いするような顔ぶれで、イギリスという国の恐ろしさを痛いほど実感します。

インドのシュリニヴァーサ・ラマヌジャンが挙げられていたのは違和感を持ちましたが、ラマヌジャンが生きた19世紀末~20世紀初頭はイギリス領だったからということなのでしょう。
ラマヌジャンの時代は、インド国民議会の成立からローラット法制定に至るまでのインド独立に向けた動乱期と重なります。

③島根・出雲とソウル結ぶチャーター便一時中止 日韓関係悪化受け

コリアエクスプレスエアが6月に開始したソウル~出雲の週3便が7月中下旬に一時中止されることが決まったようです。
日韓関係の悪化による、韓国人の訪日観光客のキャンセルが続いたためとされています。
7月に日本から発表された一部産業用材料などの輸出管理厳格化に伴い、韓国側では日本製品の不買や訪日旅行キャンセルが広がっているとの報道もされており、それが顕在化した事例になるのでしょう。

日韓関係の悪化以来、特に韓国側LCCの航空券も値下がり傾向にあります。
様々な報道では韓国人の日本人に対する印象調査での悪化などが言われていますが、旅行者が何らかの害を被る可能性は高くないと思います。
コスト低下に乗じて韓国に行くという手も大いにあると考えます。

 

<関連記事>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)