旅ニュースまとめ|2019年7月7日(日)~2019年7月11日(木)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

①イラクの古代遺跡バビロンが世界遺産に、ユネスコ

先月末から今月上旬にかけてアゼルバイシャンの首都バクーで行われていた第43回世界遺産委員会にて、イラクのバビロンが世界遺産登録されました。
古バビロニアの首都として知られ、紀元前6世紀前半にはネブカドネツァル王がユダ王国を滅ぼし住民が強制移住させられたバビロン捕囚の舞台です。
アケメネス朝ペルシャのキュロス2世による開放まで半世紀近くを耐えたユダヤ人がパレスチナに戻り、ユダヤ教を作り上げていったとされます。

今年の世界遺産登録はバビロン以外にも29件あり、日本から登録された百舌・古市古墳群以外にもミャンマーのバガンやアイスランドのヴァトナヨークトル国立公園など非常に著名なものも含まれています。
来年はブラジルのレンソイスも審議予定であり、動向が気になります。

②キリマンジャロにケーブルカー設置計画、タンザニア政府内で対立表面化

標高5,985mを誇るアフリカ最高峰キリマンジャロにケーブルカーを設置する計画が議論されています。
ケーブルカー設置による環境負荷は大きくないと主張する観光相と、環境リスク調査を掲げる国務相で意見の相違があるようです。

設置されるとしても、短期間での気圧変化への身体負荷を考えるとおそらく4,000m程度までなのでしょうが、個人的には残念です。
キリマンジャロが、自身がかつて初めて行ったアフリカだからという色眼鏡もあると思いますが、キリマンジャロの景観とケーブルカーを同時に視界に入れたいとは思いません。

③JAL、JGC自動更新の基準引き上げ 海外会員21年度から

JALの上級会員であるJGC(JAL Global Club)は、一度FOP(FLY ON POINT)か搭乗回数の基準を満たした上で特定のJALカードを持ち続けることでステータス維持ができる仕組みです。
日本地区会員はJALカードの維持のみがJGC継続のための条件になっていますが、海外会員は25,000FOPもしくは10回の搭乗が継続条件になっています。

条件を見たなさい場合は継続のために5,000マイルが引き落とされますが、継続条件が2021年度から引き上げになるそうです。
35,000FOPもしくは14回の搭乗が新条件となりますが、35,000FOPはJAL クリスタルのFOP30,000よりも条件が厳しく、JALだけでなくワンワールド便搭乗でも貯まるとはいえハードルはなかなか高いように思います。
一方の14回搭乗は回数は非常に少ないものの、海外会員にとってJAL縛りがあるのは楽ではなさそうです。

幸いにして日本地区会員のJGC継続条件は変更無しですが、いつか厳しくなることは念頭においた方がショックが少なくて済むと思います。

 

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