旅ニュースまとめ|2019年8月26日(月)~2019年8月30日(金)
旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①インドネシア、新首都にカリマンタン島の東端を選定
半月ほど前の時点でインドネシアのジョコ大統領が首都の正式移転を表明していましたが、東カリマンタン州に正式に決定しました。
州都などの現在の都市を活かす形ではなく新規建設になりますが、総工費は約330億ドルと素人目にはそれほど高額ではないように感じました。
別の報道によると工事は2021年~2045年にかけて行われるそうです。
ブラジリアは未開の土地を切り開いて5年で集中工事を行った事例でしたが、それから半世紀以上後の事例となるジャカルタ移転は25年の建設期間を設けています。
完成した部分から徐々に都市機能を持っていくことになるのでしょうが、定期的に訪問して差分を確認するという楽しみ方ができそうです。
②世界最大のトカゲ住む島で騒動、当局が島民2000人を強制移住へ
インドネシアを代表する世界遺産コモド島で、『トカゲを守るため』に住民が強制移住させられることになるようです。
島は2020年1月から1年間閉鎖される予定で、計画の行き着く先はリゾート開発との報道です。
リゾート開発とトカゲ保護の両立がどう説明されるのか解りませんが、少なくとも旅行者の立場では2020年以降の訪問に暗雲が立ち込めてきたと言えます。
昨年には、トカゲの経済効果が薄いとして国立公園の入場料を50倍に引き上げるとの報道がありました。
③日本の航空会社で初、ピーチが韓国3路線を休止・中断
日韓関係の悪化を受けた観光客現象の影響が、日本の航空会社にも及び始めました。
ピーチは、10月から新千歳~仁川路線および2019年1月から関西~釜山路線を運休することを決めたようです。
また、2019年1月~2月にかけては那覇~仁川路線の一時運航停止も発表されています。
韓国の航空会社は既に、レガシーキャリアも含めて減便などの対応を取らざるを得ない状況でしたが、ピーチのような日本の航空会社では初めてとなります。
先週には、訪日韓国人は減少している反面、訪韓日本人は増加しているとの報道がありました。
その状況下で韓国路線の停止などは疑問がわく面もありますが、那覇~仁川路線のような日本人が通常はあまり使わない路線が対象になっていることを考えると、訪日韓国人観光客の利用率が高かった路線が対象ということなのだと思われます。
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