旅ニュースまとめ|2019年12月14日(土)~2019年12月18日(水)
旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。
①「世界最強」の日本パスポート 信用力はどこから
Henly and Partnersの調査によると、日本人がビザ不要もしくはアライバルビザの取得で渡航ができる国・地域は2019年10月時点で190にも上ります。
これは、シンガポールと並んで世界一となっています。
今年だけでも、パキスタンは4月からアライバルビザが取れるようになり、6月からブラジルはビザが不要になりました。
特にブラジルは観光障壁低下の恩恵は有難く、8月に渡航した際にもそのメリットを個人的に享受することができました。
一方で日本人のパスポート所持率は、外務省の旅券統計によると2018年で23.4%です。
2014年から2017年にかけて連続で減少していた中で4年ぶりの所持率増加ではありましたが、それでも4人に1人未満という状況です。
なお、アメリカは約4割、カナダは約2/3なのだそうです。
アフリカを中心に未だビザが必要とされる国がしばしばあるという不満が出てしまう時があるのですが、日本人がビザの面で相対的に苦労が少ない点は事実です。
それは先人の方々の信用の積み上げによるもだと、感謝と自省が生じました。
②ベルギーのカーニバル、世界遺産の登録取り下げ 反ユダヤ主義の山車めぐり
ベルギーの無形文化遺産についての記事です。
2010年にユネスコの無形文化遺産となったアールストのカーニバルが、代表一覧からの登録抹消となります。
カーニバルが反ユダヤ主義であるとして問題視していたユネスコと、現地市の間で妥協点が見出せず、市の側から登録の抹消を申し出たようです。
無形文化遺産がそのリストである代表一覧から登録抹消される事例は初めてとなります。
元記事の中では『世界遺産登録を抹消』と記述されていますが、口承や芸能を対象とする無形文化遺産と有形物を対象とする世界遺産は別の枠組みです。
ともにユネスコの事業であるために混同される事例はしばしば発生していますね。
なお、世界遺産の登録抹消事例としては2009年に抹消されたドイツのドレスデン・エルベ渓谷が2例目であり、ちょうど10年前のことでした。
③2020年3月29日に、羽田空港第2ターミナルの国際線施設の供用を開始します
今年の2月に、羽田空港の国際線ターミナルが第3ターミナルへと名称変更される
という報道がありました。
現在の国内線第2ターミナルにも国際線が乗り入れることにため、国際線という
キーワードでターミナルが特定できなくなることが背景です。
また、先月は日系航空会社による羽田発着路線の拡充が発表されていました。
3月29日から、主に羽田発の北米路線が開始されます。
第2ターミナルでの国際線発着の実施は2020年の3月29日からです。
それに先立ち、鉄道駅などの名称もターミナル名変更に準じて改称されます。
ちょうど、2020年4月にマルタに行くためにANA便でミュンヘン便を予約していたため、eチケットのターミナルを見てみました。
ターミナルには2/3という表記がなされており、まだどちらになるか決定していない様子です。
<関連記事>