旅ニュースまとめ|2020年3月1日(日)~2020年3月10日(火)
旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
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①“最古”のピラミッド修復完了 エジプト
エジプトのサッカラにある階段ピラミッドは、紀元前27世紀第3王朝時代のものです。
当時のジェセル王は宰相のイムホテプに命じて設計され、ピラミッドとしては最古とされます。
今般、2006年から行われていた修復が完了し再公開がされることになりました。
途中でアラブの春などで中断せざるを得なかったために時間を要しましたが、それでも修復費用はEGP1億(約7億円)程度とのことで、エジプトの物価の安さを感じさせます。
また、2016年から再公開されているウナス王のピラミッドもすぐ近くです。
②ルクセンブルク、全国で公共交通機関を無料化 世界初
ルクセンブルクにおいて、世界初の試みとなる国内公共交通機関の無料化が始まります。
但し、国際列車は有料が継続となるようです。
無料対象者が明記されていないので、国内列車の外国人観光客に恩恵が及ぶのかは不透明です。
③ニュージーランド航空、フルフラットでくつろげる個の空間 エコノミー「スカイネスト」を発表
ニュージーランド航空は、昨今は様々な航空会社で導入されているユニークな安全ビデオや、エコノミークラスの横3席をまとめてベッドのようにできるスカイカウチを先駆的に導入したことで知られます。
新たに、スカイネストと呼ばれる横になることができるスペースの商標出願・特許出願を行ったことがリリースされました。
エコノミークラスの乗客が通常のキャビンに自席を確保した上でスカイネスト用の追加料金を支払って利用することが想定されています。
スカイネストの全長200cmは一般的な成人男性であれば十分に余裕がありそうです。
一方で幅58cmは狭いように感じられ、ある程度体が大きい方には使用が難しそうに思えました。
スカイカウチが東京~オークランド間で2名利用条件で1名片道当たり2万円程度で、1名利用だと倍かかる点を考えると、よりスペースが広いスカイネストは1時間当たり3~5千円程度を勝手に希望します。
もし3時間横になることができる仮眠が1万円などの水準であるならば、到着後の行動プランによっては選択肢として魅力です。
④ANA・JAL、国際線もキャンセル手数料無料
新型コロナウィルスの感染拡大に際し、2月時点でANA・JALとも2月28日~3月19日までの全国内線で、路線や予約クラスなどを問わずに顧客判断で手数料無料の払戻や変更に応じることが発表されていました。
その方針が両社の国際線にも概ね適用されることとなります。
国際線においての無料払戻の注意点は、予約が2月下旬の各社指定日までの期間に限られることです。
具体的にはANAが2月26日までの予約、JALが2月27日までの予約が対象です。
いずれも対象搭乗期間は4月の各社指定日までですが、今後の動向によって随時変更があると思われます。
自身は4月中旬にANAのマイレージ特典でミュンヘン経由マルタ共和国を予約しています。
現時点でマルタにおいては日本からの入国者は14日間の自主隔離が推奨されているため、この方針が解除されない限りは無償払戻のお世話になる可能性があります。
⑤JALとANA 国内線も新型コロナウイルスの影響で一部減便へ 需要減退受け
コロナウィルス関連でANA・JALに関係する記事がもう1つです。
既に中国路線など一部国際線で減便などの対応が取られていましたが、国内線においても減便がされます。
羽田発の北海道や九州といった便だけではなく、羽田~伊丹といった基幹路線も減便の対象路線に含まれるようです。
⑥米のユナイテッド航空 成田便など運休や減便へ
アメリカの航空会社では、コロナ対応としてユナイテッド航空がいち早く日本路線を調整することになりました。
3月8日~4月24日の約1ヶ月半の間、成田とロサンゼルスやヒューストンを結ぶ便は運休、その他の路線も減便です。
但し、例外として羽田発着便は現段階では通常運行とのことです。
最低限の便の運航は保たれている形ですが、日本はトランプ大統領によるアメリカ入国制限の検討対象国になっているという話もあり、積極的な渡米は難しい状況ですね。
⑦「渦潮」世界遺産登録、海外巻き込め 単独申請方針を転換 兵庫・徳島
兵庫と徳島の連携により鳴門の渦潮の世界遺産登録を進めようとしていた協議会が、日本単独ではなく他国との連携に舵を切ります。
現段階では日本の暫定遺産リストにも掲載されていない状況です。
自然遺産としての登録であるという記事は腑に落ちましたが、一方で協議会は文化的価値についても調査していく団体だと認識していました。
自然遺産で進める際には登録基準(ⅶ)最上級の自然美や美的重要性をもつ類まれな自然現象や地域、が相対的に最も適切だと思われます。
今回の方針変更は、本四架橋が自然景観に悪影響を与えていると評価される懸念や、そもそも渦潮自体が鳴門だけで発生している現象ではないということが背景です。
但し、渦潮が発生する各国との調整は具体的に進展しているわけではなく、今後の難航が予想されます。
⑧人の動き滞る世界 新型コロナ、日本は入国制限を発動
コロナウィルスが中国国外に伝搬し始めた当初は日本の感染者が相対的に多い状況でした。
ところが、その後は同じアジア圏の韓国だけではなくイタリアやイランなどでも感染者が劇的に増えています。
この状況変化を受け、日本政府は中国人と韓国人に対して発行済のビザを無効化し、入国を制限することとなりました。
同時に、日本政府は中国と韓国から日本に入国する経路を成田と関西の空路2拠点のみに絞り、9日午前0時以降に到着する日本人帰国者に対して2週間の待機を求めます。
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