タイ旅行記 (1) プーケット発ピピ島クルーズ(2018年10月)

2018年10月、奥さんと3歳の息子を連れてタイのプーケットへ行きました。
海がとてもきれいというわけではないと思いますが、子供にも優しい時差の少なさと治安の良さは安心です。

【目次】
1.  タイ基礎情報
2.  タイへ
3.  ピピ島クルーズ

1. タイ基礎情報

人口 :6,796万人
面積 :513,120平方キロ
首都    :バンコク
公用語:タイ語
時差 :UTC+7(日本から2時間マイナス)
通貨 :バーツ(THB)
レート:THB1=JPY3.41(2018年12月24日時点)
ビザ   :日本人は滞在日数が30日以内であればビザ不要(2018年12月時点)

2.  タイへ

10月5日(金)、奥さんと子供を連れて朝7時過ぎに関空に到着した。
家族での海外旅行は2ヶ月前のニュージーランド・クック諸島以来となる。

まずはエアアジアのカウンターで発券を済ませた。
ぼてぢゅうでプライオリティパスを使う目的で早めに来ていたため、カウンターにはほとんど人がおらず、非常にスムーズで良かった。

その後にぼてぢゅうに並んだ。
1人当たり上限3,400円が夫婦2人分で飲食できるプライオリティパスだが、朝メニューは通常メニューと異なるので注意しなくてはならない。
人数分の合算は認められずあくまで3,400円×2名という扱いになるため、どうやっても全5種類の朝メニューを無償の範囲で全て食べるのは不可能で、99円は持ち出しが生じてしまう。

ぼてぢゅうの後、出国審査を終えて制限エリアに入った。
エアアジア利用なので航空ラウンジが使えないため、カードラウンジに入った。
そこで、様々な航空会社の優先タグを荷物に付けている方を見た。
良いのか悪いのかはさておき、面白いアイデアだと感じた。

その後、10時前関空発のタイ エアアジアX便でバンコクのドンムアン空港に向かった。
関空からドンムアン空港までは約6時間のフライト。

ドンムアン空港で入国審査を済ませ、空港内で軽く食事をして時間を潰した。
空港は安くはないが、狭いエリアに選択肢が密集しているのときれいな座る場所がたくさんあるので小さい子連れには非常に助かる。

16時半バンコク発の便で、プーケットに向かった。
エアアジアグループの便なのでドンムアン空港から動かなくて済み、非常に楽。

関空からバンコクまでの1人往復約22,000円に対し、バンコクからプーケットまでは1人往復約6,000円。
フライトは時間はそれぞれ約6時間、1時間強であるため相対的にバンコク~プーケット間が高いと言えなくもないが個人的には十分安いと思う。
1人往復30,000円もかからずに関空からプーケット往復ができるとは、本当にいい時代になった。

18時過ぎにプーケット空港に到着し、空港出口のバス乗場に向かった。
乗場があまりよく判らなかったので周囲の現地人に聞くと『もうこの時間にはバスは無い』。

普段であればもう少し突っ込んで本当かどうか調べるのだが、家族連れでもあるのでタクシーに切り替えることにした。
空港から市内中心部までTHB1,100(約3,750円)と非常に高かったが、子供を疲れさせるのも良くないのでおとなしく乗った。
ホテルに着く頃には20時を回っており、適当にコンビニで水などを買って寝た。

3. ピピ島クルーズ

翌日の10月6日(土)は、事前に申し込んでいたピピ島のツアーに参加。
1日のクルーズでTHB2,700(約9,200円)ほど。

朝5時過ぎにホテルに迎えが来て、その後いくつかのホテルを回って6時過ぎにマリーナに着いた。
まだ空は暗いが、同じようにして集められたツアー客が多数集まっている。

ツアー客は中の建物に集められ、諸注意事項を聞く。
サンゴを傷つけないことや危ないことをしないようにという一般的な話だが、特にこのツアー会社は創業以来けが人が出ていないらしく、その記録を破らないようにという観点での話が多かった。

注意事項を終えるとツアー客は20人くらいのグループに分けられて、それぞれの船に乗せられた。
まずはバンブー島に上陸したが、これといって見所はない。

海はそれほどきれいというわけでもなく、そもそも朝早い時間なので日も照っておらず、参加者によっては寒そうだった。

こういったツアーで嬉しいのは、飲み物が飲み放題ということだろうか。
特に、サーバーからレバーを倒して液体を出すタイプではなくて缶ジュースが無制限で飲めるパターンは非常に嬉しい。
6時間くらいのツアーで、遠慮しながらも5リットルくらい飲んでしまう。
もちろん、全て砂糖入りを飲むと体がおかしくなるので大部分は水にするのだけれども。

次に向かったのはピピ・レイ島。
映画『ザ・ビーチ』の舞台として有名、という触れ込みではあるが自身は観たことがない。

マヤビーチが特に有名で、抜いた木などを完全に原状回復することを前提に映画撮影が認められたらしい。

2018年4月から生態系保護を理由に半年間の閉鎖をしたが、その後の回復も思わしくなく、開放される時期を見計らって来たにも関わらず閉鎖が長引いたために船から遠目で見ることしかできなかった。

近くの島には燕の巣の採掘場もあった。
下が見えない断崖絶壁ではないので他国で見るほどの過酷さはないが、それでも数10メートルから海に落下するとただでは済まない。
ツアー船のクルーによると、運が良いと1日で数10万THBの稼ぎになるらしい。
日本円でも大きな金額なので、リスクがあっても職業として魅力的ということは理解できる。

ピピ・レイ島周辺部の浅瀬と奇岩の組み合わせはとてもいい景色だった。
モスキートアイランドと呼ばれる島もあり、その名の通り蚊だらけらしい。
蚊以外に住んでいる動物は猿くらいなのだが、それほど多くの蚊の生命を維持できるほど多くの猿がいるようには見えなかった。

ピピ・レイ島の北にあるピピ・ドン島で昼食を取った。
ビュッフェスタイルは子供にとってありがたい。

午前の天気はいまひとつだったが、午後はきれいに晴れてレストランからも海のグラデーションがはっきりと確認できるくらいだった。
この色を見ると、海に来て良かったと思う。

その後も近隣の島を2つほど回った。
奥さんも子供も疲れていたようで、ビーチの椅子で寝入ってしまった。
蚊がいなかったので自分も1時間くらいうとうとした。
自分1人での旅行では考えられないような時間の使い方だが、たまには良い。

帰りは、砂洲を浅く蛇行する汽水域を抜けてマリーナに向かった。
アトラクションのようで楽しい。

マリーナからホテルに戻ると夕方になっており、部屋に戻ってシャワーで海水を洗い流した。
外は真っ暗になってしまったし、子供をあまり遅くまで起こしているわけにも行かないので、ホテルから10分圏内くらいの店で夕食を取った。
観光客向けなのでで1皿THB100(約340円)と安くはないが、混雑していないという点で良かった。

 

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