タイ旅行記 (2) プーケット市内観光(2018年10月)
2018年10月、奥さんと3歳の息子を連れてタイのプーケットへ行きました。
海がとてもきれいというわけではないと思いますが、子供にも優しい時差の少なさと治安の良さは安心です。
【目次】
1. プロンテープ岬とカロンビューポイント
2. プーケットオールドタウン
1.プロンテープ岬とカロンビューポイント
プーケット3日目の10月7日(日)。
窓から外を見ると朝6時なのに薄暗く、雨も降っていた。
そのまま朝食に向かい、フレンチドレッシングをかけてキャベツを食べまくった。
後でこれが悪さをすることになる。
この日も横着した結果、専用車でプーケット市内を観光するツアーに参加した。
子供も大人も同料金で1人THB1,800(約6,100円)と結構高いが、子連れで長距離を歩いたりバス移動は厳しいので仕方がない。
朝8時にホテルに迎えに来てもらい、プロンテープ(プロムテップ)岬に向かった。
プロンテープ岬はプーケットの南西端にあたる。
余談だが、喜望峰はアフリカの南西端であって、最南端はサガラス岬となる。
プロンテープ岬は夕焼の景勝地として知られるが、朝もやの残る雨の天候では良さを感じることはできなかった。
続いて、カロンビューポイントに向かった。
カロンビーチを高台から見下ろせるという場所。
プロンテープ岬からビューポイントまでは車で北に15分ほど。
入口には大きな目印もあるので解りやすい。
ビューポイントから北を眺めると、いくつかのビーチを眺めることができる。
手前のカタビーチに対して奥のカロンビーチは観光客に人気があるため人が多い。
個人的に、海は人が少ないラグーンとドロップオフのコントラストが好きなので、行こうという気にはならない。
続いてワット・シャロン(シャロン寺院)に向かった。
カロンビューポイントとプーケット市街地の中間あたりに位置している。
ワットシャロンの建立は19世紀前半とされている。
当時のプーケットは錫の採掘が盛んで、タイ人だけではなく中国系移民が大勢働いていたという。
ところが、錫の採掘が減少するに連れて対立が深まり、19世紀後半には暴動にまで発展した。
その暴動を収めたワット・シャロンの僧侶2人は人々の崇拝の対象となったのだそう。
さすがに中国の無錫のように、錫が採掘しつくされたことで名前が変わるということは無かったようだ。
仏教寺院なので仏舎利塔も建てられており、仏陀の一生を表す壁画も描かれていた。
最上階まで登ることもできるらしいが、朝に食べたイタリアンドレッシングが悪かったようで、強烈な吐き気に襲われて断念。
その後は昼食に向かうも、吐き気が強すぎて何も食べられなかった。
ここまで当たったのはバリ島で入院して以来10数年ぶりだったが、懐かしむ余裕がないくらいひどい。
それでも、嫁と子供しかいない専用車ツアーなので、知らない他人に迷惑をかけないで済むという意味では気楽だった。
レストランで突っ伏していたら少し楽になったので、子供が乗りたがっていた象乗りをした。
車に乗って連れて行ってもらったのと、体調が万全でなく場所を確認する余裕も無かったので、もはやどこで乗ったのかも定かではない。
そもそも自分は興味もないのだが、スリランカで乗って以来の1年半ぶりだったので子供は非常に喜んでいた。
自身は、象の揺れと同期する吐き気を頑張って堪えた思い出しかない。
2. プーケットオールドタウン
最後に向かったのは市街地に近いプーケットオールドタウン。
オールドタウンには、錫の採掘で富を得た中国人やポルトガル人達の文化が交じり合った建物が並んでいる。
古い建物も修復がされ、現在は飲食店や雑貨屋が多い。
天気も回復し、観光客も多くなってきた。
奥さんと子供が洋服を探して買っている間、近くの喫茶店で飲み物を飲みながら待った。
しばらくすると奥さんは旅行用のダボダボの薄いズボンを買ってきた。
割りに頻繁に買うのだが、生地が薄くて余り上部ではないので、こういった場所に来たら買うようにしている。
オールドタウンにある中国とポルトガルの特徴を併せ持つ建物の形式はシノ・ポルトガル様式と呼ばれている。
パステルカラーの色合いだけでなく、壁のアートも目に楽しい。
ぱっと見ると、タイというよりは中米の雰囲気を感じる。
オールドタウンを散策したり、奥さんと足マッサージを受けたりなどして時間を過ごし、夕方にバス乗場に向かった。
バス乗場からは空港まで1時間おきくらいにバスが出ている。
途中で夕立が降ってきたが、屋根もあるので濡れる心配はない。
椅子も比較的多く設置されていることと、歩いて3分くらいの距離にセブンイレブンがあることも利便性が高い。
料金1人THB100(約340円)はバスに乗ってから支払う。
空港まで1時間半ほどだが、寝ていたのであっという間だった。
20時くらいに国内線ターミナルに着いた。
搭乗手続きを済ませ、22時半プーケット発~バンコク行の出発を待った。
ふと搭乗案内ボードを見ると、バンコクのドンムアン空港行エアアジア便は遅延やキャンセルだらけ。
20時55分発は約1時間遅延、21時半発はキャンセル、22時25分発も30分遅延。
それらの間にある22時10分発が自分の便だったが、たまたまその便だけ遅延もなく予定通りに飛んだ。
バンコクに着いてからから関空までの便への乗継時間が1時間20分しかないスケジュールだったので、他の便のような30分の遅延すらもし発生していたら致命的な状況だった。
予定通り22時10分にプーケットを発ち、23時半過ぎにバンコク着。
更に翌日10月8日(月)の深夜1時前のバンコク発に乗り換え、関空に戻ることができた。
朝9時前の関空着だったので、まだほとんど1日残っていて気が楽。
消化試合に近い旅行ではあったが、それでも良い気分転換にはなった。
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