旅ニュースまとめ|2018年10月30日(火)~2018年11月3日(土)

旅に関連したニュースのうち、気になったものをまとめておきます。
リンク先は時間が経つと、掲載が終了したりリンク切れが発生することも考えられます。

①イタリア全土で暴風雨被害、少なくとも5人死亡 ベネチアで広場冠水

ナポレオンが世界一美しい広場として賞賛したベネチアのサン・マルコ広場も推移が1.5mを越える被害が出ました。
このような異常潮位はアックア・アルタと呼ばれ、温暖化による海水面の上昇や地下水の汲み上げによる地盤沈下に加え、冬場に海からベネチア方面に吹く季節風シロッコも一因とされています。

このような複合的な原因での高潮被害を防ぐため、陸地のかさ上げなどの対策が行われています。
更に大規模なものが、2003年に始まったモーゼ計画です。

これは、高潮時に海中からせせり出る可動堰で、陸から最大2m近くの高さまでの水を防ぐことができます。
当初言われていた2011年頃完成という計画から遅れていますが、2020年頃までには終わる見通しのようです。

②18時間、約1万6000キロ、世界最長フライトに乗ってみた

シンガポール~ニューヨーク間のシンガポール航空直行便はエコノミークラスが存在せず、プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスで運行されるそうです。
シンガポール航空の公式サイトで調べると、正確なフライト距離は9,530マイル(約15,330km)でした。

参考までに、Skyscannerで調べると2019年3月1日シンガポール発・3月8日シンガポール着の日程で、約14.5万円でした(2018年11月1日時点)。
この距離でプレミアムエコノミーいう割には安いという感じます。

但し、最も安価な運賃帯であるEconomy Liteの予約クラス(Q・N・V・K)は、シンガポール航空の顧客プログラムKrisflyerでは100%積算ですが、ANAでは積算対象外となります。
ANAのSFC修行とネタを兼ねて乗る場合は予約クラスに注意が必要です。

③なぜ平壌で買える?「ポッカ」の不都合な真実

2018年7月に北朝鮮に旅行した際には、飲料に関してはポッカだけではなくサンガリアも日本で売られている缶と全く同じものが売られていました。
資生堂のシャンプーやキッコーマンの醤油など日本製品が現地スーパーに多く並んでおり、その値段が現地製と比較して著しく高いことに驚きました。

禁輸措置により本来は店頭に並ばない製品がメーカーが見切れないルートで流れてしまう実態はあるのでしょうが、記事ではメーカーが能動的に北朝鮮に商品を流せるような働きかけを行っているような事例もあるとの指摘がされています。

④奄美・沖縄を再推薦へ=20年世界遺産候補で-政府

今年の6月、自然遺産に関してUNESCOの諮問機関となっているIUCN(国際自然保護連合)の報告を受け日本政府は奄美・沖縄の世界遺産の推薦を取り下げていましたが、2020年の登録を目指し再推薦となることが決まりました。
2020年夏の世界遺産審議対象とするためには、2019年2月1日までに正式な推薦を行う必要がありますが、その前段階として国内から推薦する対象物件が絞られたということになります。

世界遺産は2014年に1,000件を超え、2018年7月時点では1,092となっており、管理の限界も指摘されています。
現在は1国から1年につき文化遺産2件(但し、うち1件は必ず文化的景観を含む)もしくは文化遺産と自然遺産を各1件という制約がありますが、2020年からは種別を問わず1国から1年につき1件に制約されることになりますが、世界遺産全体の2割にも満たない自然遺産が優先される方針が打ち出されていることから、奄美・沖縄の再推薦に至りました。

推薦の際の登録基準は知床と同じように(ⅸ)生態系と(ⅹ)生物多様性になります。

⑤沖縄の観光客数 「ハワイ超え」が幻 17年、HTAが上方修正

2017年1~12月の国内・国外観光客の合計は、暫定値ではハワイを上回っていた沖縄が、確定値では僅かにハワイに及ばなかったことが明らかになりました。
ハワイが約940.4万人、沖縄が約939.6万人と非常に近接しています。
2017年は結果的に追い抜くことができませんでしたが、伸び率から考えると、2018年は沖縄がハワイを越えると考えられます。

なお、2017年で考えるとハワイの観光客のうち約63%がアメリカ国内からの観光客となります。
次いで日本の約17%が2位で、3位で約6%弱を占めるカナダの3倍もの規模になっています。
アジア圏からの観光客は韓国が2%台、中国が1%台と、実は各国を足しても5%に満たない状況です。
ワイキキでまだ日本人観光客の存在感が非常に大きいという状況です。

一方で沖縄は、沖縄県の統計によると日本国内の観光客が約73%です。
国外で最も多いのが台湾と香港を含む中国で、いずれも8%台です。
次いで韓国の約6%弱となります。
沖縄の外国人観光客は2016年から2017年にかけて2割以上も伸びており、今後にも期待がされています。

 

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