アメリカ旅行記 (1) ハワイ諸島 カウアイ島のワイメア渓谷観光(2018年11月)
2018年11月、会社関係のメンバー総勢9名でハワイに行ってきました。
現地は別行動で、自分はカウアイ島・マウイ島のホッピングが目的です。
3泊5日で各宿泊とも異なる島で忙しい日程でしたが、各島の雰囲気を味わうことはできたと思います。
【目次】
1. アメリカ基礎情報
2. アメリカへ
3. カウアイ島1日観光
1. アメリカ基礎情報
人口 :3億2,177万人
面積 :9,833,517平方キロ
首都 :ワシントンD.C.
公用語:英語
時差 :UTC-10~-5(日本から19~14時間マイナス) ※サマータイム時はUTC-10~-4
通貨 :ドル(USD)
レート :USD1=JPY109.78(2019年1月19日時点)
ビザ :日本人は滞在日数が90日以内であればビザ不要(2019年1月時点)
2.アメリカへ
11月1日(木)は会社をほぼ定時退社し、京都駅から関空に向かうバス停に向かった。
いつものように早めに到着してプライオリティパスでぼてぢゅうに行くため。
飛行機の出発3時間半ほど前に関空に到着し、総勢9名でぼてぢゅうに入った。
同行の会社後輩が店員から聞いた話によると、この店の売上の8割はプライオリティパスとのこと。
今回は人数が多かったので、色々なものの味見ができる点は非常に良かった。
いつもは多くても奥さんとの2名分なので、頼むものが固定化されてしまっている。
プライオリティパス枠の3,400円を効率よく使い切るためにシミュレータも念のために印刷して持っていったが、やはり事前に考えておかないと効率は悪かったと反省。
計算が頭の中でできなくなりつつあるので、価格表がオフラインであるだけでは厳しい。
23時ごろにエアアジア便の搭乗が開始された。
今回は同乗の会社メンバーにもクワイエットゾーンの事前座席指定を勧めていた。
LCCは全般に座席指定が有料だが、特にエアアジアのエコノミー前方クワイエットゾーンは片道3,000円程度の座席指定料がかかるため、事前指定の時点でがら空きであることが多い。
事前指定をしていない乗客にも割り当てられることが基本的にないエリアであるため、直前まで3列シートが開いている場所の席の動向を見ながら座席指定をすることで、3列がまるまる使える可能性が高い。
実際、今回は5名がクワイエットゾーンを指定したが、全員が3列を占有することができた。
深夜便で、たった3,000円程度の追加で横になって寝られることは大きい。
日付変更線をまたいでマイナス方向に移動するため、出発と同日11月1日(木)の昼過ぎにホノルルに着いた。
入国をし、バスの場所などを会社のメンバーに案内してから自分だけインターアイランドのターミナルに向かった。
ターミナルは団体客で混んでおり、セキュリティチェックを受けるだけでも15分くらいの行列。
14時半にホノルル発~カウアイ島リフエ行の便が出発した。
ホノルルからは西に飛行機で1時間ほど。
機内で数学をやっていると、高校で数学を教えているという隣のアメリカ人が興味を持ったらしく話しかけてきた。
自分が解いている問題を説明すると彼も解き始めたが、少し考えるなり『こうすれば解けるでしょ』と書き出した。
正直なところ、それは見当違いな内容だった。
やっていたのはコラッツの問題なので、見た目は簡単ながらも彼が思うような容易な内容ではなく、未解決の整数問題である。
彼は『方針は示したから、後は流れに沿ってやればできるはず。頑張れよ!』と満足げだった。
3. カウアイ島1日観光
15時半にカウアイ島のリフエ空港に到着。
カウアイ島はハワイ諸島の中で西北端に位置し、500万年以上前の火山活動でできたハワイ諸島で最も古い島である。
ハワイ諸島はホットスポットが作った海底火山の活動によりできた島が、太平洋プレートの西進により東西に連なったと考えられているため、西側ほど年代が古い。
荷物は預けていないのでそのまま空港外に出て、空港から3kmほど歩いて宿に向かった。
宿に着いたもののチェックインがまだでカウンターに人もいないため、荷物を背負ったままリフエを散歩することにした。
旧カウンティヒビルはカウアイ島初の政府機関の跡らしいが、特に観光として魅力的なものではないと感じた。
中に入ることもできないようなので、すぐ隣にはカウアイ島博物館に向かった。
徒歩3分もかからない距離。
残念ながら、博物館は閉まっていた。
せっかくなので島固有の生活様式などを見てみたかったのだが。
特に祝日でもないのに休んでいたり優雅今でもよく判らない。
宿に戻ってチェックインし、部屋でネットをしているといつの間にか寝入ってしまっていた。
ただ、特に見るべきものもないので体力回復のために結果的に良かったと思う。
3. カウアイ島1日観光
翌日11月2日(金)は、朝8時過ぎのツアーピックアップに備えて早めにチェックアウトした。
しかし、予定時間を30分過ぎても迎えが来ず、宿の受付に相談すると電話してくれ、更に30分ほど待つように言われた。
結果的にそれより早く来たが、同日内のフライトでマウイ島に向かう身としてはツアー終了時刻に影響を与えるのではないかと冷や冷やしていた。
ツアーは外国人ばかりで、日本人はおろかアジア人は自分1人だけ。
やはりホノルルから離れると、ハワイ諸島といえど日本人観光客が一気に少なくなる。
最初に、リフエの市街から20kmほどの潮吹き穴に向かった。
特段、カウアイ島ならではというものではなかったので他の観光客も含めてあまり興味をもたれていなかったように思われる。
かつてマーシャル諸島で行った潮吹き穴では、転がっているヤシの実を穴にセットして激しく打ち飛ばして遊ぶことができた。
それはエキサイティングで面白かったが、落下した実に当たると致命的なので危険ではある。
そこからワイメア渓谷に向かった。
ワイメア渓谷は島の中央部であり、ワイメア渓谷州立公園の一部を成す。
展望台からの眺めはとても良かった。
一般的に想像される『キャニオン』とは異なり、植物に覆われた断崖が彩り豊か。
駐車場からも歩いて5分もかからないため、杖をついた老人でも容易に見に来ることができていた。
ワイメア渓谷は、500万年以上前の火山活動により生まれたカウアイ島が、マグマのホットスポットから太平洋プレートに乗って西に動き、火山活動が停止する中で雨に浸食されて生まれた。
なお、カウアイ島西の海域からカムチャツカ半島まで北西に連なる天皇海山列も同様にホットスポット活動とプレート移動により形成されたとされている。
ワイメア渓谷の観光を終え、ツアーバスはPlantation Garden Restaurantで停車。
前日のぼてぢゅうで多く補給をしたこともあって何も食べる気が無かったのだが、他のツアー客が頼んでいるのを見ると急にお腹がすいて頼んでしまった。
自分の金銭感覚だと、日本だったらハンバーガーにUSD12など絶対に出さない。
食べ終わって外に出ると、天気が良い広々とした庭はとても気持ちが良かった。
もう少し歩くと海まで出られたようだが、集合時間が迫っていたので断念した。
ところが、他のツアー客がかなり遅れてきていたので、結果的には行こうと思えば行けた。
現地ツアーは時間があまり守られないことが多いが、それでもなるべく自分は守ろうと思う。
昼食後には船乗場に向かった。
ツアーなので乗船賃は含まれてしまっていたが、個別に買うとUSD20(約2,200円)と、結構高いようだ。
船の乗場には我々ツアー客以外は特にいなかった。
現在は船の運航は1社のみらしいが船はたくさん並んでおり、需給バランスが適正なのか気になった。
船でワイルア川を30分ほど遡上して別の岸に上陸し、10分ほど歩くとシダに洞窟に着いた。
シダの洞窟は王族の聖地とされた場所で、かつては観光客も中に入ることができた。
現在は地盤が緩く危険だとして、設置されたデッキから眺めるに留まる。
デッキでは船の運行会社のスタッフがウクレレを弾きながら歌ったりフラダンスが披露されていたが、率直に言って訪れる価値はあまりないと感じた。
現地ツアーには必ず入っている定番コースのようだが、あまり満足度は高くないのではなかろうか。
船での復路、カヌーを漕ぐ集団とすれ違った。
ワイルア川の流れは穏やかなので、初心者にもやりやすそうな雰囲気。
最後にツアーバスが向かったのはオパカエアの滝。
シダの洞窟からリフエ方面に戻る途中にある。
落差約20mの2股に分かれた滝で、これも現地ツアーの定番らしい。
しかし、残念ながらここも観光資源としては非常に弱いと感じた。
シダの洞窟もそうだが、もう少し背景などの説明がちゃんとなされたほうが引き立つのではないかと思う。
ツアーの開始は遅れたが、終了は予定通り16時頃になった。
最初にバスに乗った宿の近くで降ろしてもらい、そこから歩いてリフエ空港に向かった。
リフエ空港を19時44分に発ち、ホノルルに20時20分に到着。
更にホノルルからマウイ島カフルイ行への便に乗り換え、21時半頃にマウイ島に到着した。
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