社会人の海外旅行 設計事例(アメリカ(ハワイ)) (1)

2017年6月、エアアジアXが関西国際空港からホノルルに就航しました。
当初は週4便のスケジュールでしたが、2018年8月からは毎日の運行へと変更となり、利便性が著しく向上しています。

関空発は23時台の便もあるため、仕事帰りにホノルル直行が可能です。
また、プロモーション期間には諸税込みで2万円を下回る価格すらも出てきています(2018年7月時点)。

自身は2018年11月の便を3泊5日旅程で航空券総額22,410円、2019年1月の便を3泊5日旅程で航空券総額18,410円で取りました。
宿は別途必要ですが、交通費だけで考えるともはや国内旅行よりも安い価格帯です。

ホノルルだけでは時間を持て余すため、アイランドホッピング用の離島航空券価格の比較・検討をSkyscannerにて行いました。
その過程での安く買う知見をご紹介します。

【目次】
1.ホノルルを基点にした各離島への往復(旅程パターンA)
2.全ての便を分割する(旅程パターンB)

1.  ホノルルを基点にした各離島への往復(旅程パターンA)

日本とハワイの発着地となるホノルル(オアフ島)をベースに、リフエ(カウアイ島)やカフルイ(マウイ島)を回る旅程を考えます。
まずはホノルルを基点に各離島への往復航空券をそれぞれ買うパターンでの航空券価格を見ていきます。
なお、この価格は2018年7月22日時点での取得に基づきます。

<航空券の分割>
・日本〜ホノルルの往復国際航空券①
・ホノルル~リフエの往復国内航空券②
・ホノルル〜カフルイの往復国内航空券③

<基本的な考え>
・まずは日本~ホノルルの往復国際線を取る
・ホノルル~リフエの往復国内線は別に取る
・ホノルル~カフルイの往復国内線も別に取る

この場合のそれぞれの区間と総額は下表の通りです。
①の航空券は22,410円ですが、以降の検討では①の部分は全く変わりません。
よって、今後の価格検討の過程を見ていく際には価格表からは外します。

離島の総額はおよそ4.2万円。
まずはこれがたたき台になります。

2.  全ての便を分渇する(旅程パターンB)

通常は、単純往復は往復便をまとめて取ることで最も安い航空券を探すことができます。
一方で、ハワイの島々を結ぶ路線のように人気の高い路線は、提供している航空券販売業者が多いために分割して買うほうが安くなるケースがあります。

例えば、往路の航空券価格はX社>Y社>Z社のようにZ社が最安、復路の航空券価格はZ社>Y社>X社だとした場合、往復の合計でY社が最も安いというケースです。
その場合、往復でまとめて検索したY社が最安という結果を信用して買うと、往路はZ社・復路はX社で個別購入するよりも高い買い物をすることになってしまいます。
この事例では航空券販売業者は3社だけの想定ですが、業者が多ければ多いほど個別購入で安くなる事例がありえることになります。

そこで、下記のような分割を考えてみます。

<航空券の分割>
・日本〜ホノルルの往復国際航空券①
・ホノルル~リフエの片道国内航空券②
・リフエ~ホノルルの片道国内航空券③
・ホノルル〜カフルイの片道国内航空券④
・カフルイ~ホノルルの片道国内航空券⑤

<基本的な考え>
・航空券販売業者が多い路線であるため、敢えて往復を分割してみる

ハワイ諸島で乗る全ての飛行機を分割して買うということですね。

離島の総額はおよそ4.1万円。
まだ0.1万円しか安くなっておらず、それほどコストダウンは大きくありません。

ここで注目したいのは、上記の②~⑤の分割した航空券は全て同一業者であるTravel2Be社が最安であるということです。
ということは、本来は往復をまとめている前段の旅程パターンAの段階でTravel2Be社が顕在化してもよいはずなのですが、そうなっていません。
つまり、片道での航空券は販売するものの、往復では販売しないという航空販売業者があるということです。

前半ではこのような知見を得て、後半に続きます。

 

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