社会人の海外旅行 設計事例(アメリカ(ハワイ)) (2)

2018年8月以降、関空発で毎日の運行となったエアアジアXのホノルル便によって一気に身近になったハワイ。
前半での検証に続いて、ホノルルを拠点とした離島を旅するための航空券を更に安くするための方策はないか検証を続けます。

【目次】
1.  一部の便を通し区間にする(旅程パターンC)
2.  航空券を安くするためのまとめ(集約区間の見直し)

1.  一部の便を通し区間にする(旅程パターンC)

ここまでの過程で、Travel2Be社が各区間を個別に買った場合に全区間で安いこと、但し往復行程となると販売の対象外であることが理解できました。
この安さを何とか生かすため、次のような分割に再編してみます。

<航空券の分割>
・日本〜ホノルルの往復国際航空券①
・ホノルル~リフエの片道国内航空券②
・リフエ~ホノルル~カフルイの片道国内航空券③
・カフルイ~ホノルルの片道国内航空券④

<基本的な考え>
・往復行程にならない範囲で、通し運賃となるようリフエ~ホノルルとホノルル~カフルイの航空券を集約してみる

この結果、下記のように離島の総額はおよそ3.9万円となりました。
通常真っ先に考えるであろう旅程パターンAでの航空券の取り方から比較して、0.3万円以上のダウンです。

0.3万円というダウン額は金額ベースでは決して大きくないかもしれませんが、同じ経路ながら買い方の見直しで約8%のダウンと考えると十分に大きいです。

2.  航空券を安く買うためのまとめ(集約区間の見直し)

旅程パターンA~Cの内容を改めて見直してみましょう。
旅程パターンAはホノルルを基点に各離島への往復航空券を買うという、普通に考えると真っ先に取るであろうパターンでした。
通常はここで値段を見て納得できれば買う、相でなければ諦めるというかたちになると思います。

続いて、航空券の販売業者がひしめく離島路線であるということから、各区間を個別で買った方が安くなるのではないかとの考えのもとで旅程パターンBのような全区間分割を考えてみました。
結果、3%ほどのコストダウンに繋がりました。

一方、旅程パターンBでは全ての離島区間で最安業者が同じだったため、一部の区間を繋げることで通し運賃を狙った航空券の集約をしました。
そうすることにより、リフエ~ホノルルとホノルル~カフルイを個別に買う合計額約1.9万円が、リフエ~ホノルル~カフルイを集約して買う約1.6万円になることが確認できました。

この検証過程での航空券の分割は下図のような変遷でした。

金額の変遷の過程も合わせると下記の通りです。

経路を変えることなく、まとめ方だけで航空券が安くなるという点が非常に重要です。
経路を少し見直して安い航空券を追及する事例は、以前に具体例をご紹介しました。
事例はサモアですが、一般的に通用する考え方です。


 

<関連記事>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)