社会人の海外旅行 設計事例(ブラジル・ガイアナ・スリナム・フランス領ギアナ) (2)

ブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園をギアナ3国を11日間で回る旅程を検討しています。
いずれも地理的には近い国々ながら、前回の検討ではブラジルからギアナ3国へパナマシティとマイアミを経由せざるを得ない状況でした。

自身の2019年盆のプラニングを事例に、ブラッシュアップをしていきます。

【目次】
1. 運行曜日を考慮する(旅程パターンC)
2. 検索回数と航空券価格

1. 運行曜日を考慮する(旅程パターンC)

パッケージツアーでは10日間程度でギアナ3国を巡るものはいくつかあります。
そこに1日追加でブラジルのレンソイス・マラニャンセスも訪問する計画ですので、旅程をうまく作らないと実現できません。

前回の検討では、2019年の盆休期間を含む日程のうちでサンパウロ着・ニューヨーク発の値段が最も安かった8月9日(金)日本発~8月19日(月)日本着という旅程を作ろうとしました。
8月10日(土)~8月18日(日)の盆休期間の前後にそれぞれ1日ずつ有給を追加する想定です。

その前提で旅程を設計したところ、下記の旅程パターンAのようになりました。
ブラジルからギアナ3国に入るために時間的・費用的に都合のいい便がどうしてもないため、パナマシティとマイアミを経由しなくてはならず、そこで時間がかかるためにフランス領ギアナも諦めざるをえないという内容です。

このような旅程になってしまった根本原因は、ブラジルからギアナ3国への移動が下記のように非効率であることに尽きます。
それは、日本と現地間の航空券価格が最も安い時期に引きずられ、現地での移動を十分に検討しないまま旅程設計をしてしまったことに起因しています。
なお、途中でサルヴァドール観光を入れているのは、サンパウロ発パナマシティ着の便が出発するまでの時間を活用するためで、サルヴァドールの有無は日程を圧迫していません。

特にポイントは、レンソイス・マラニャンセス国立公園最寄空港があるブラジルのサンルイスからギアナ3国に遠回りをしないで行くことができる便のスケジュールを把握することです。
その上で最適化をした旅程が下記です。

サンルイス近くのベレンに国際空港があり、そこからスリナムの首都パラマリボまでは月・金・日の週3便しかありません。
その曜日に合わせて日本と現地を結ぶ便を1日ずつ前倒ししています。

大回りをせずにギアナ3国に容易に入れるようになりました。
これまでの検討では時間切れで行けなかったフランス領ギアナにも行くことができるようになっています。
その上、航空券の費用総額も約41.8万円から約32.0万円へと、約9.8万円も安くなっています。

一般的なパッケージツアーのギアナ3国10日間と比べるとフランス領ギアナのクールーには行けませんが、たった1日追加した11日間でレンソイス・マラニャンセス国立公園に行けることを考えると非常に大きいです。
レンソイス・マラニャンセス国立公園だけでも、旅行会社のパッケージツアーでは7日間程度を要するためです。

旅程設計はまず、最も高い航空券である日本と現地の往復に目をやりがちです。
しかし、そこをキーに旅程を考えても今回のように行き詰る場合があります。

それを避けるため、現地でポイントとなりそうな便のスケジュールを先に必ず把握しておきましょう。
南太平洋の島嶼国も飛行機の運行曜日が限定されていることが多いので、注意が必要です。

2. 検索回数と航空券価格

今回の旅程設計の過程で、ブラジルのベレンからスリナムのパラマリボまでの便をSkyscannerで検索した際の現象を共有します。
最安値として検索されたTravelgenio社で航空券を買おうとしたのですが、クレジット決済の際に通信エラーが出てしまったため、再度検索からやり直したところ、価格が僅かに上がっていることに気がつきました。

その後も試しに何度か検索をしてみると、20回以上連続で検索のたびに約200円ずつ価格が上昇していったのです。
最初は17,000円未満だったはずが、実験をやめるころには20,000円を超えていました。
試しに決済直前まで進めてみましたが、やはり20,000円を越える金額に相違ありませんでした。

この便はブラジルからスリナムへ抜ける効率の良い便で絶対に買わないとならない便でしたが、このように値段が上がってしまったので一旦時間をおいて様子を見ることにしました。
1時間くらいくらい経ってから見ると、もとの値段に戻っていたのですかざず買いました。

特にLCCが顕著ですが、残席数に応じて価格が変動することは一般的です。
しかしながら、検索されただけで価格が上がるという事例は自身にとって初めてでした。

そのようなケースもあるということを頭の片隅に置いて、今後の旅程にも生かしたいと思います。

 

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