社会人の海外旅行 設計事例(アルジェリア)

関空発で西行きの深夜便はもともと選択肢が多くありませんでしたが、カタール航空の撤退によって更に選択肢が狭まることとなりました。
今回は、エミレーツ航空を利用してサラリーマンが現実的な日数で旅行に行くことのできる旅程・費用を検証したいと思います。
なお、一般にあまり旅行先として選ばれない行き先を考えてみます。

【目次】
1.  エチオピアのパターン
2.  オマーンのパターン
3.  アルジェリアのパターン
4.  エミレーツ航空検証のまとめ

1. エチオピアのパターン

まずはドバイ経由でエチオピアの首都アディスアベバに行くパターンです。
意外かもしれませんが、エチオピアは世界で始めて認定された世界遺産12件のうち2件(ラリベラの岩の聖堂群、シミエン国立公園)を保有する国です。

中継地となるドバイで航空券を分割するパターンと、分割ではなく一括で買うパターンぞれぞれでの価格比較は下記のようになります。
分割の場合はドバイ~アディスアベバ往復は約6.5万円で、ドバイ前後で一括経路で買うのではなくドバイで敢えて分割した方が安くなるという事例ですね。
そのような分割で安くなる事例は以前にも別方面で検証しました。

なお、以降の検証は全て2018年8月6日時点でのSkyscannerの検索結果を元にしています。

2. オマーンのパターン

続いて、オマーンを検討してみましょう。
首都名マスカットが幼い心に刺さった方は多いのではないでしょうか。

分割の場合はドバイ~マスカット往復は約3.0万円で、先ほどのドバイ~アディスアベバ往復の約6.5万円に比べると距離が短い分だけ安くなっています。
しかし、やはりドバイで航空券を分割した方が安くなっています。

3. アルジェリアのパターン

最後はアルジェリアに行くパターンです。
上野にある世界遺産 国立西洋美術館を設計したル・コルビュジエに大きなインスピレーションを与えたムザブの谷があるカルダイヤが有名です。

分割の場合はドバイ~アルジェ往復は約9.2万円で、ドバイ~アディスアベバ往復の約6.5万円やドバイ~マスカット往復の約3.0万円に比べると距離が長く、高額になっています。
しかし、今までの検証と異なり一括経路で購入した方が安くなります。
大阪~ドバイ往復は約10.9万円ですが、そこに約0.5万円を足してドバイ~アルジェも一括購入することができるということになります。

4.エミレーツ航空検証のまとめ

今回の検証の結果を含め、簡単にまとめてみます。

・ドバイで航空券を分割して買う方が一括経路で買うよりも安いケースがよく見られます(今回のエチオピアやオマーンの例)
・一方で、行き先によってはほとんど追加料金なしで一括経路で安価に購入することもできます(今回のアルジェリアの例)
・エミレーツ航空は上記のような事例が多く、方面や時期に傾向性はないために粘り強い検索で条件の良い航空券が探せることが多いです

エミレーツ航空は会社帰りにそのまま深夜便に乗れるスケジュールであるため、会社員にとっては3連休に有給を1日追加し、更に前日の深夜便を利用することで中東や北アフリカ方面に行けるチャンスがでてきます。
うまく利用して、サラリーマンの制約を払いたいです。

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