アメリカ旅行記 (2) ハワイ諸島 マウイ島のハレアカラ国立公園観光(2018年11月)

2018年11月のハワイ諸島ホッピングの続きです。
前回のカウアイ島に続き、今回はマウイ島になります。
ハレアカラ国立公園のサンライズツアーがメインでした。

【目次】
1. マウイ島ハレアカラ国立公園観光
2. ホノルル経由での帰国

1. マウイ島ハレアカラ国立公園観光

11月2日(金)の21時半頃、マウイ島のカフルイ空港に到着。
20時前にカウアイ島のリフエ空港を出発し、ホノルルで便を乗り継いで来た。

ホステルの無償ピックアップがあるので空港から電話して迎えに来てもらったが、宿に着く頃には23時を回った。
しかも8人部屋のうち2人くらいのいびきが大音量だったため、全く眠れる気がしない。

結局、予想通り一睡もできずに翌日11月3日(土)の朝2時にベッドを抜け出してシャワーを浴びた。
横になれただけましではあったが、実質徹夜になってしまった。

今日はハレアカラ国立公園の日の出のツアーに申し込んでいる。
ピックアップの場所が5kmほど先のショッピングセンターになっているので、3時前にホステルを出発した。

ハワイ諸島のマウイ島といえど、深夜3時の徒歩はかなり怖い。
大通り沿いをずっと歩いたが、交通量は極端に少なく、明かりもほとんどない所が局所的にあった。
5kmほどをかなりの早足で40分くらいで歩き、目的地のショッピングセンターに着いた。

薬局が24時間営業だったため、水とスナックを買って食べながらツアーの迎えを待った。

ツアーのピックアップは予定時間よりも若干早く、安全地帯が確保できたという意味でも安心できた。
先客は既に多かったが、日本人は自分1人だけだった。
昨日のカウアイ島に続き、ここマウイ島でも日本人を見る機会がない。

大型のバスに乗り換えてハレアカラ国立公園のビジターセンターへと向かう。
バスの社内でガイド兼ドライバーが何度も、決められた場所以外への立入禁止やむやみに植物に触れないことを注意していた。
あまりに何度も言うのでしつこいと言えるのかもしれないが、環境を守ろうとする強い熱意が感じ取れたので、むしろ印象が良かった。

6時過ぎにビジターセンター近くの駐車場に到着した。
標高は約3,000mで気温が低い上に風も強いため、寒さに強くても防寒着がないと日の出まで体がもたない。
キリマンジャロ登山で使用したゴアテックスのレインコートを着てバスの外に出た。

風の中で日の出までの約1時間を耐え、火口が漏れ出る朝日に照らされてきた。
荒涼とした火口は美しいと思うが、やはり山は自分で登らないと感動が1割になってしまう。
日の出は色々なところで見ているが、いつも緯度・経度・時刻の標準線・季節などからいつに日の出が始まるのか頭の中で簡易計算をしながら待つようにしている。

7時前に朝日が昇った。
雲が若干かかっており完全な形ではなかったが、それを考慮しても特筆すべきような朝日だとは思えない。
公園の入場料やチップが含まれているとはいえ、ツアー代USD160(約17,600円)を払ってまで来る内容ではないと感じた。

朝日に照らされた観光客も、感動というよりは朝日が出たのでやっとバスに戻れると安堵したように見受けられた。
この日はとにかく風が強く、体感温度が非常に低かった。

ツアーの帰りにはハレアカラ国立公園の管理事務所に立ち寄った。

建物内部では簡単な土産物が買えたり、ハレアカラ国立公園の入場証明が貰えた。

建物の前には銀剣草が植えられている。
別名シルバーソードとも呼ばれるキク科の植物でハワイ諸島の高地でのみ見ることができ、3年ほど前にハワイ島でマウナケア山に行った際に見て以来だった。
人間が触ると、銀剣草にとっては危険な菌などが伝染する可能性があるため、絶対に触ってはならない。

管理事務所をバスで下り、ゴルフ場脇のレストランで朝食。

ツアーに含まれているので支払いは無いが、簡単な目玉焼きにトースト、ソーセージでUSD15(約1,650円)と聞くと何とも切なくなる。
ゴルフ場脇で緑が目に優しいとは言え、ハワイ価格には気を揉む。

朝食後はバスが各ツアー客を順番にそれぞれの場所で降ろし、自分は最後に降ろされた。
早朝に迎えに来てもらったショッピングセンターだが、空港まで4kmほどある。

徹夜で疲れていたのでタクシーという手もあったが、時間に余裕があるので空港まで歩いていった。
太陽光を浴びて目を覚ましておきたいという意図もある。

カフルイ空港には10時過ぎに到着し、チェックインをした。
思ったよりもツアーが早く終わり、空港に着くこともできた。
余裕を持って13時過ぎの便にしていたが、12時の便でも良いくらいだった。

2. ホノルル経由での帰国

13時15分に飛行機は出発し、14時過ぎにホノルルに到着した。
ホノルルからはバスに乗ってワイキキに向かう。

ワイキキに着いてからすぐにロイヤルハワイアンセンターに向かい、クレジットカードの特典であるHISのLeaLeaトロリー1週間無料券を貰い、ラウンジでスプライトを飲んでしばし休憩。
ただ、いつの間にかダイナースのサービス内容が変わっており、ラウンジはトロリー無料券を貰う時にしか使えないようになっていた。
無料の給水所として貴重だっただけに残念。

ワイキキでは、報道されていた通りマリオット系列の従業員が大々的にストライキを行っていた。
あちこちでストライキ中のプレートを胸から下げ、太鼓を叩きながら隊列を組んで拡声器で賃金上昇を求めている。
物価の高いハワイではホテルの従業員は仕事を掛け持ちしなければ生活できないことが背景らしい。

そのまま、ホノルルにずっと滞在していた会社の同期と合流し、高橋果実店のソルべをご馳走になり、ダイヤモンドヘッドを見ながらぶらぶら。
徹夜で体力が落ちていることもあるが、既に夕方なので特に何もしない。

同期と別れてワイキキ沿いを歩いて今日のホステルに向かう。
ハワイの夕焼けの時間は日本の深夜に当たるため、恐ろしく眠い。

ワイキキビーチ端のホステルでチェックインをして、やっと荷物を下ろすことができた。
1泊USD30台の価格は物価の高いワイキキでは本当にありがたい。

ネットを繋ぎ、事前に天国の階段を正規ルートで深夜から登ろうと話をしていた会社の後輩に連絡を取ろうと試みたが、うまくいかなかった。
しかしながら、結果的には不本意の徹夜になってしまっていたので連絡が取れたところで行ける体力は無く、連絡がつかないならそれでいいとすぐに諦める。
代わりにパールハーバーに行くことに決めた。

翌日はハワイ諸島最終日の11月4日(日)。
朝早く起きて8時には現地に着くような計画だったが、前日の不眠もあって10時を大幅にすぎてから起きてしまった。
今からパールハーバーへの具体的な行き方の調査や準備をしても現地着は12時になるだろうと考え、帰国の便が15時であることも併せて考えるとパールハーバーは諦めざるを得なかった。

一方で、会社の別の後輩から呼び出しがかかったので、Hilton Hawaiian Villageへ向かった。
あまりに頭がぼけていて、前日にLeaLeaトロリーの乗車券を貰っていたのも忘れてワイキキの端から端まで3km近くを歩いた。

思考力の低下ゆえに歩く羽目にはなったが、晴れたワイキキを見ながらだったので悪くはなかった。
改めて、ほどほどにきれいなビーチと都会がここまで近接しているのでハワイは観光客に人気なのだと実感する。

Hilton Hawaiian Villageで後輩の一家と合流し、部屋に入れてもらった。
高層階からワイキキを見たことが無かったので、光景は新鮮。
おそらく、今後も自費でこのような場所に泊まることはないだろう。

ハワイに不慣れな後輩一家の用心棒をするという条件でタクシーに無償で同乗させてもらい、15時発のホノルル発に乗るために空港に向かった。
便は予定通り出発し、関空到着は予定よりもちょうど1時間早い翌日11月5日(月)の19時20分だった。
夜着では少しでも早いと、数本早いバスに乗れるので非常に嬉しい。

カウアイ島~マウイ島~オアフ島と3泊5日でのホッピングではあったが、カウアイ島のワイメア渓谷以外は見る価値をあまり感じなかった。
今回は時間がなくて行けなかったが、カウアイ島のナパリコーストにも行ってみたい。

 

<関連記事>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)