クック諸島旅行記 (3) ワンフットアイランドクルーズの絶景(2018年8月)
2018年の盆は、ニュージーランドとクック諸島を旅行しました。
前回に続いて今回もアイツタキ島と周辺のクルーズですが、今までの自身の海経験史上、最も美しいといえる光景が広がっていました。
【目次】
1. アイツタキ島クルーズ(2日目) ①
2. アイツタキ島クルーズ(2日目) ②
1. アイツタキ島クルーズ(2日目)①
8月16日(木)、朝7時半に起きて8時に朝食。
10時に宿前のラグーンに来たクルーズ船に乗って今日のクルーズがスタートした。
まずは1時間ほど船で移動してAKAIMAIという島に上陸。
浜辺から少し入った繁みに豚がいた。
うかつに近づいてしまったので大量の蚊が一斉に寄ってきたが、手で払っても異常にしつこいので、絶対に近づかない方が良い。
30分ほどでAKAIMAIを出て、シュノーケルポイントに向かった。
大型魚が集まるポイントで、息子も腕に浮き輪をして水泳を楽しんだ。
ラグーンなので波が穏やかで、子供でも楽しむことができる。
12時半頃にワンフット島の近くの砂洲に着いた。
ソーダブルーの水の中に真っ白な砂の島が浮かび、非常に美しい。
こういう場所は他でも見たことは何回かあるが、クック諸島の特徴として観光客が異常に少ないことは是非挙げておきたい。
写真を撮っても、人がほとんど入らないくらい少ない。
奥さんと子供だけしか人がいないような写真も、少しタイミングをはかるだけで簡単に撮れてしまう。
砂洲からワンフット島までは浅瀬を歩いて10分くらい。
腰くらいの深さなので、小さい子供でない限りは簡単に歩いて渡ることができる。
ワンフット島では、我々のツアー以外の客はいなかった。
海の絶景ながら、プライベート感にあふれていて非常に良かった。
前日は予約が一杯で取れなかったが、今日のBishop Cruise社のツアーは昨日の別会社のものに比べて昼食付き大人1人NZD90(約6,660円)とNZD20(約1,480円)も安く、且つワンフット島訪問のタイミングも早いのでお勧め。
2. アイツタキ島クルーズ(2日目) ②
ワンフット島には、世界で唯一の『無人島の郵便局』がある。
常に開いているわけではなく、観光客が来たときに開けるスタイルで、葉書を買ったり手紙を出すこともできる。
入国スタンプを模したスタンプも用意されており、ツアー会社はパスポートを持参して押してもらうよう勧めている。
しかし、パスポートに入出国に直接関係のないスタンプを押すのは個人的に抵抗があるため、自前の旅程表に押すに留めた。
昼の13時半頃に食事となり、昨日とツアー会社が異なるにもかかわらず内容はほぼ一緒だった。
魚を主体とした食事で、自分で好きなものを取るスタイル。
食事後は前日と同様に、各自解散となった。
この時点でも他のツアー船は2つくらいしか来ておらず、相変わらず人が少なかった。
ワンフット島の名は、資源保護のための禁漁令を破り追われた漁師の親子の伝承に由来しているとされる。
追われてワンフット島に逃げ込んだ親は、先に息子を島に上陸させ、その足跡の上を父親が歩いたという。
そのため、まず父親が捕まった際にも足跡が1人分しかないことを根拠に単独犯との主張し、自身だけが死刑になり息子は見つからずに命が救われた。
帰りのボートは15時頃にワンフット島を出発した。
最初はラグーンの濃淡に歓声を上げていたツアー参加者も、この頃になるとすっかり慣れて特に関心を示さなくなる。
自分にとってはクルーズ最終日なので、景色を目に焼き付けながら帰った。
アイツタキ島に近づくと、カップルが結婚写真を撮影していた。
他でもないクック諸島で写真を撮ろうと思った判断が素晴らしい。
18時頃には、宿近くのラグーンも夕焼けの色に染まってきた。
3日間アイツタキの夕焼けを見たが、この日が一番晴れ渡った日だった。
ラグーンは風も穏やかで、ウユニ塩湖のように水面に風景がきれいに反射していた。
宿の人が言うには、条件が良いと本当に鏡張りのような光景になるらしい。
夜はアイツタキ最後の星空を眺めて寝た。
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