ニュージーランド旅行記 (2) ミルフォードサウンドクルーズ(2018年8月)

2018年の盆は、ニュージーランドとクック諸島を旅行しました。
ニュージーランドは南島のクイーンズタウンから観光バスで6時間以上かかりますが、フィヨルド観光に行くことができます。

【目次】
1.  フィヨルドランド国立公園へ
2.  フィヨルドランド国立公園
3.  クイーンズタウン

1. フィヨルドランド国立公園へ

8月13日(月)は朝5時半に起床し、様々な準備をして宿近くのツアーバス集合場所に向かった。
朝7時頃にピックアップされ、フィヨルドランド国立公園行きのバスに乗った。
紫色に染まった空の朝焼けがきれい。

ア・テナウを経由して10時ごろにMirror Lakeに着いた。
晴れていれば湖に山の遠景が鏡のように映るというが、あいにくの雨。
雨が割と激しいため、バスから降りない人もちらほらいた。

12時半到着のThe Chasmは、水流で妙な形に削れた岩が見所だという。
入口から早足で往復約20分で往復できる。
Mirro Lakeと同じく、世界遺産の登録エリアに入っている。

13時にやっとMilford Soundのクルーズ船乗り場に着いた。
ここまで自力で来ることができれば、クルーズ自体はNZD45くらいから催行されており、決して高いものではない。
しかし、現実的にはクイーンズタウンから片道6時間以上のバスも含めたツアーという形になるため、往復のバスも含めたツアーとしては約3倍くらいの金額になる。

2.  フィヨルドランド国立公園

乗り場には複数社のクルーズ会社が入っており、会社ごとに乗り場が決まっている。
自分が今回選んだのはJucy Cruise社で、ウイーンズタウンからの往復バスも含めた金額は1人NZD125(約9,200円)だった。
これだけだと価格競争力は大きくないが、未就学児は無料という点で選んだ。

13時15分に乗船が始まった。
船の中は3階構造で、1階と2階はガラス張りの船室。
3階は船の屋上に出て景色が外から眺められるが冷たい風が強く、乗客はあまり外に出ていなかった。

天候は一貫して悪く、フィヨルドクルーズが始まっても好転しなかった。
雨も冷たく、ほとんどの乗客はガラス越しにフィヨルドを眺めていた。
なお、Milford Soundの『Sound』は入江を指しており、氷食谷に海水が入り込んだ地形を表している。

ペンギンもいるにはいるが、大量にという訳ではない。
今回のクルーズ中にいたペンギンは僅か3頭だった。

フィヨルドランド国立公園は、他の3つの国立公園と合わせて『Te Wahipounamu–SouthWest NewZealand(テ・ワヒポウナム)』として世界遺産登録されている。
登録基準(ⅶ)優れた自然美に加えて、更新世における重要な氷河地形であるとして登録基準(ⅷ)地球の歴史の主要段階を示す見本、温帯多雨林を中心とした豊かな生態系の事例であるとして登録基準(ⅸ)生態系、固有な鳥類が生きているとして登録基準(ⅹ)生物多様性の登録基準を満たしている。

1時間半ほどのクルーズを終え、15時過ぎにフィヨルドを出発した。
帰りは寄り道が少ないため19時過ぎにはクイーンズタウンの町に到着し、昨晩と同じくFerg Burgerで食事をした。

その後、現地スーパーで飲み物や土産物探し。
市街中心部からは10分ほど歩くが、Fresh Choiceが安くて良かった。
観光地での現地スーパーは貴重。

3.  クイーンズタウン

早くもクイーンズタウン最終日の8月14日(火)。
朝10時半にチェックアウトし、最後の町散策に出かけた。

市街地の北にはキウィ・バードライフパークとスカイラインがある。

キウィ・バードライフパークは入場料NZD45(約3,300円)で、以前にキウィを見たことがあるのであれば無理に行く価格ではないと感じた。
夫婦2人と子供で入ると1万円近くしそうなので、今回はスルーした。
スカイラインも、雨の中で高台から景色を見てもあまり意味がなさそうなのでパス。

そのまま南に下ってワカティプ湖畔で息子を遊ばせた。
遊覧船が出ていたりカモメが多かったりと、治安が良いこともあって子連れには良い。
湖には市街から雨水が流れ込んでいるが、外国人観光客がそのまま手ですくって飲んでいた。

昼はショッピングセンターO’Connellsの地下で食事をした。
フードコートがあるのも良いが、ここから空港までのバスがでている。

バスの乗車賃は事前に、O’Connells向かって右手のバスチケットカウンターで支払った。

クイーンズタウン市街と空港を最も安価に結ぶ交通手段がバスで、NZD15(約1,110円)を支払うとチャージをしたGO cardがもらえる。
カードのデポジットNZD5(約370円)と、チャージの最低金額NZD10(約740円)という内訳。
空港までは1回NZD2(約150円)なので、NZD15の初期投資で5回乗れることになる。

普通にバスに乗ってから払おうとすると1回NZD10(約740円)なので、2回以上乗る場合はGO cardの方が安くなる。
今回は夫婦2人と無料の未就学児なので、すぐにペイできた。

バスはチケット売り場の向かいの通りにあるケンタッキー近くから出ている。

車体にOrbusと書いてあるので判りやすい。
13時20分発に乗ったが、20分もせずにクイーンズタウン空港に到着した。

 

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